特殊デバイスとは、三菱電機製シーケンサのラダープログラム上で使用することができる「あらかじめ機能が付与されている」デバイスのことです。
シーケンサ:FXシリーズでは補助リレーM8000~と、データレジスタD8000~の中に割り当てられています。
例)M8000:RUNモニタa接点、M8002:イニシャルパルスa接点
特殊デバイスはシーケンサのシリーズ毎にアドレスが異なり、頭の中ですべてを記憶するのは容易ではありません。
GX Works2では、特殊デバイスのコメントを簡単な手順で設定することができます。これにより、各特殊デバイスに手動でコメントを設定する必要がなくなります。
ここでは、GX Works2で特殊デバイスのコメントを設定する手順を解説します。
この記事中のラダープログラムはGX Works2で作成しており、プロジェクトのPCシリーズはFXCPU、PCタイプはFX3G/FX3GCに設定してあります。
注意
この記事で解説する手順は、あくまでコメントの設定です。各々の特殊デバイスの詳細はシーケンサの取説を参照してください。
目次
1. 特殊デバイスのコメント設定手順
1.ナビゲーションウィンドウのグローバルデバイスコメントをダブルクリックします。
2.デバイスコメントエディタが表示されます。任意の場所で右クリック(デバイスはどこでもOK)して、サンプルコメントの流用(I) → 特殊リレー/特殊レジスタ(S)をクリックします。
3.確認のウィンドウが表示されるので、メッセージ確認後に「はい(Y)」をクリックします。
4.データレジスタD8000~に特殊デバイスのコメントが設定されました。
5.補助リレーM8000~も同様に設定されました。
以上で特殊デバイスのコメント設定が完了しました。
2. おわりに
特殊デバイスのコメントの設定方法を解説しました。
三菱電機の取説で検索する場合、「サンプルコメントの流用」と表現されることがあります。