【ラダープログラム】フリッカー回路(点滅回路)の練習問題②

00_フリッカー回路(点滅回路)の練習問題②

この記事では、ラダープログラムにおけるフリッカー回路の練習問題を3ヶ出題します。

この記事中の問題を解くことができれば、「基本的なフリッカー回路が組める」と言えます。

フリッカー回路とは一定の時間間隔でON/OFFを繰り返す回路で、ランプなどを点滅させる場合によく用いられています。

フリッカー回路の基礎的な例題については別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】

この記事中のPLCは三菱電機製シーケンサ:FX3G-60MT/ESS、ラダープログラムはソフトウェア:GX Works2を使用しています。

注意
解答のラダープログラムはあくまで一例です。
別のプログラムでも動作が同じであれば問題ありません。

1.【1問目】フリッカー回路(OFF→ON)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅する。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)
点滅は、OFF→ONの順に始まる。

ランプはOFF→ONの順で点滅します。タイマの使用方法を考慮する必要があります。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

X0がONしている間、Y0がOFF/ONを繰り返します。Y0はOFF→ONの順になります。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅します。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

点滅は、OFF→ONの順に始まります。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

【解説】
Y0の起動条件であるT0をa接点にしています。これをb接点に変更すると点滅はON→OFFの順に始まります。

タイマの使用方法がよくわからない方は、タイマの概要を別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_タイマ(T)の概要と使用例【ラダープログラム】タイマ(T)の使い方と例題

2.【2問目】フリッカー回路(出力2点を交互)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)と(Y1)が交互に点滅する。
(Y0のON:0.7秒、Y1のON:0.3秒)
点滅は、ランプ(Y0)がOFF→ONの順に始まる。

【1問目】の仕様にランプ(Y1)の点滅が追加になりました。各ランプの点灯タイミングは逆になります。

言い換えると、ランプ(Y1)は「フリッカー回路の入力条件がON中にランプ(Y0)がOFFしているとき」になります。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

X0がONしている間、Y0とY1がOFF/ONを繰り返します。Y0はOFF→ONの順になります。Y1はON→OFFの順です。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)と(Y1)が交互に点滅します。(Y0のON:0.7秒、Y1のON:0.3秒)

点滅は、ランプ(Y0)がOFF→ONの順に始まります。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

【解説】
Y0の点滅条件は1問目と同様です。Y1がONする条件は「X0がONしていて、かつY0がOFFしているとき」です。新たにタイマを追加する必要はありません。


3.【3問目】フリッカー回路(点灯中はOFFできない)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)を押すと、スイッチ(X1)が押されるまで1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅する。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)
スイッチ(X1)が押されると、ランプ(Y0)は点滅を終了する。
ただしランプ(Y0)が点灯中にスイッチ(X1)が押されても点滅は終了しない。スイッチ(X1)はランプ(Y0)が消灯中のみ有効とする。

スイッチ(X0)でフリッカー回路用の自己保持回路を作ります。この自己保持回路をOFFする条件が「ランプ(Y0)がOFFかつ、スイッチ(X1)がONしたとき」になります。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

Y0がONしているとき、X1がONしても自己保持回路をOFFしないようにします。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

スイッチ(X0)を押すと、スイッチ(X1)が押されるまで1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅します。

スイッチ(X1)が押されると、ランプ(Y0)は点滅を終了します。ただしランプ(Y0)が点灯中にスイッチ(X1)が押されても点滅は終了しません。スイッチ(X1)はランプ(Y0)が消灯中のみ有効となります。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

【解説】
M0はX0がON条件、X1がOFF条件の自己保持回路です。M0がONしている間にY0が点滅するので、Y0がONしているときはX1がONしても自己保持が切れないようにする必要があります。

そのために、M0の自己保持を切るX1とORでY0のa接点を入れています。

自己保持回路については別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】

4. おわりに

フリッカー回路の練習問題を3ヶ出題しました。

少し毛色が異なるフリッカー回路の練習問題を別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。フリッカー回路は慣れが大切です!

00_フリッカー回路(点滅回路)の練習問題①【ラダープログラム】フリッカー回路(点滅回路)の練習問題①

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