【ラダープログラム】フリッカー回路(点滅回路)の練習問題①【三菱FX】

00_【ラダープログラム】フリッカー回路の練習問題①【三菱FX】

この記事では、ラダープログラムにおけるフリッカー回路の練習問題を3ヶ出題します。

この記事中の問題を解くことができれば、「基本的なフリッカー回路が組める」と言えます。

フリッカー回路とは一定の時間間隔でON/OFFを繰り返す回路で、ランプなどを点滅させる場合によく用いられています。

フリッカー回路の基礎的な例題については別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】

この記事中のPLCは三菱電機製シーケンサ:FX3G-60MT/ESS、ラダープログラムはソフトウェア:GX Works2を使用しています。

注意
解答のラダープログラムはあくまで一例です。
別のプログラムでも動作が同じであれば問題ありません。

1.【1問目】フリッカー回路(基本形)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅する。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

ランプはONで点灯、OFFで消灯するものと捉えてください。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

練習問題1問目_タイムチャート

X0がONしている間、Y0がON(0.7秒)とOFF(0.3秒)を繰り返します。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題1問目_GOT

スイッチ(X0)が押されている間、1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅します。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

練習問題1問目_ラダープログラム

【解説】
左側のX0のa接点が、フリッカー回路を起動させる条件になります。T0がONする時間で、T1がOFFする時間です。それぞれ100msタイマなので、K7は700ms(0.7秒)、K3は300ms(0.3秒)になります。

タイマの使用方法がよくわからない方は、タイマの概要を別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_タイマ(T)の概要と使用例【ラダープログラム】タイマ(T)の使い方と例題

2.【2問目】フリッカー回路(自己保持)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)を押すと、スイッチ(X1)が押されるまで1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅する。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)
スイッチ(X1)が押されると、ランプ(Y0)は消灯する。

スイッチ(X0)がONする条件の自己保持回路を作る必要があります。この自己保持回路がフリッカー回路の入力条件になります。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

練習問題2問目_タイムチャート

X0がONするとY0がON(0.7秒)とOFF(0.3秒)を繰り返します。

X1がONするとY0はOFFします。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題2問目_GOT

スイッチ(X0)を押すと、スイッチ(X1)が押されるまで1秒サイクルでランプ(Y0)が点滅します。(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

スイッチ(X1)が押されると、ランプ(Y0)は消灯します。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

練習問題2問目_ラダープログラム

【解説】
フリッカー回路を起動させる条件(1問目だとX0のa接点)を、補助リレーのM0にしています。M0はX0がON条件、X1がOFF条件の自己保持回路なので、X0がONしてからX1がONされるまでの間、ONを保持します。

自己保持回路、補助リレーについては別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】 00_補助リレー(M)の概要と使用例補助リレー(M)の概要と使用例

3.【3問目】フリッカー回路(3回のみ点滅)

下記仕様を満たすフリッカー回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)を押すと、1秒サイクルでランプ(Y0)が3回点滅する。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

【2問目】と同様にスイッチ(X0)がONする条件の自己保持回路を作り、フリッカー回路の入力条件とします。この自己保持回路をOFFする条件は「ランプが3回点滅した」カウンタを用います。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

練習問題3問目_タイムチャート

X0がONするとY0がON(0.7秒)とOFF(0.3秒)を繰り返します。 Y0は3回ONします。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題3問目_GOT

スイッチ(X0)を押すと、1秒サイクルでランプ(Y0)が3回点滅します。
(ON:0.7秒、OFF:0.3秒)

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

練習問題3問目_ラダープログラム

【解説】
フリッカー回路を起動させる条件は2問目と同様に補助リレーのM0を使用します。OFF条件をカウンタのC0にしています。C0は「M0がONしていて、かつY0がOFFしたとき」にカウントアップします。M0がOFFしたら、C0のリセットをする必要があります。

カウンタについては別記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

00_カウンタ(C)の概要と使用例【ラダープログラム】カウンタ(C)の使い方と例題

4. おわりに

フリッカー回路の練習問題を3ヶ出題しました。フリッカー回路は2ヶのタイマで互いを制御するので、初心者の方は苦戦するかと思います。

「フリッカー回路はこの形!」と回路を覚えてしまっても問題ありません。

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