【ラダープログラム】自己保持回路の練習問題①【三菱FX】

00_【ラダープログラム】自己保持回路の練習問題①【三菱FX】

この記事では、ラダープログラムにおける自己保持回路の練習問題を3ヶ出題します。

この記事中の問題を解くことができれば、「基本的な自己保持回路が組める」と言えます。

自己保持回路とは何だろう…?という方は、下記記事で自己保持回路とは何かを解説していますので、宜しければご覧ください。

00_【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】

この記事中のPLCは三菱電機製シーケンサ:FX3G-60MT/ESS、ラダープログラムはソフトウェア:GX Works2を使用しています。

注意
解答のラダープログラムはあくまで一例です。
別のプログラムでも動作が同じであれば問題ありません。

1. 【1問目】OFF条件を優先する自己保持回路

下記仕様を満たす自己保持回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)を押すと、ランプ(Y0)が点灯し続ける。(自己保持)
スイッチ(X1)を押すと、ランプは消灯する。
スイッチ(X0)と(X1)が両方押された場合は、スイッチ(X1)を優先してランプは消灯する。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

練習問題1問目_タイムチャート

「X0が自己保持をONする条件」で「X1が自己保持をOFFする条件」です。

X0とX1が同時にONしたとき、OFF条件であるX1が優先されてY0はONしません。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題1問目_GOT

スイッチ(X0)と(X1)が両方押された場合は、スイッチ(X1)を優先してランプは点灯しません。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

練習問題1問目_ラダープログラム

【解説】
基本的な自己保持回路の形です。

X1のb接点とX0のa接点が直接になっているので、スイッチ(X1)が押されている(b接点がOFF)間は、スイッチ(X0)を押してもY0がONすることはありません。


2.【2問目】ON条件を優先する自己保持回路

下記仕様を満たす自己保持回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)を押すと、ランプ(Y0)が点灯し続ける。(自己保持)
スイッチ(X1)を押すと、ランプは消灯する。
スイッチ(X0)と(X1)が両方押された場合は、スイッチ(X0)を優先してランプは点灯する。

タイムチャート

タイムチャートは以下のようになります。

練習問題2問目_タイムチャート

1問目との違いは、X0とX1が同時にONしたとき、ON条件であるX0が優先されてY0はONします。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題2問目_GOT

スイッチ(X0)と(X1)が両方押された場合は、スイッチ(X0)を優先してランプは点灯します。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。†

練習問題2問目_ラダープログラム

【解説】
1問目に対して、X1のb接点の位置を変更しています。

X1のb接点とX0のa接点が並列になっているので、スイッチ(X1)が押されていたとしても、スイッチ(X0)を押すとY0がONします。

スイッチ(X0)が押されていない状態でスイッチ(X1)が押されると、X1のb接点でY0の自己保持をOFFします。


3.【3問目】順序がある自己保持回路

下記仕様を満たす自己保持回路のラダープログラムを作成してください。

仕様
スイッチ(X0)→スイッチ(X1)の順に押すと、ランプ(Y0)が点灯し続ける。(自己保持)
スイッチ(X1)→スイッチ(X0)の順ではランプは点灯しない。
スイッチ(X2)を押すと、ランプは消灯する。

タイムチャート

練習問題3問目_タイムチャート

Y0がONするには、X0→X1の順でONする必要があります。

GOTの動作イメージ

GOTの動作イメージは以下のようになります。

練習問題3問目_GOT

スイッチ(X0)→スイッチ(X1)の順に押すと、ランプ(Y0)が点灯します。

スイッチ(X1)→スイッチ(X0)の順ではランプは点灯しません。

解答ラダープログラム

解答のラダープログラムは以下のようになります。

練習問題3問目_ラダープログラム

【解説】
スイッチ(X0)が押されたことを、内部で記憶しておく必要があります。
記憶するためにM0の自己保持回路を用意します。

スイッチ(X0)が押されることで、M0が自己保持をします。
Y0の自己保持の条件にM0のa接点があるので、M0がONしていなければスイッチ(X1)が押されても、ランプは点灯しません。

ランプが点灯している状態でスイッチ(X2)を押すと、M0の自己保持が切れてM0がOFFすることで、Y0の自己保持も切れます。


4. おわりに

自己保持回路の練習問題を3ヶ出題しました。いずれも自己保持回路の基本的な使い方になるので、理解しておくと色々な場面で使用できるかと思います。

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