【テスター使い方】温度を測定する方法(sanwa:CD772)

00_【テスター使い方】温度を測定する方法(sanwa:CD772)

テスターは回路計(マルチメーター)の一種で、電流や電圧、抵抗値などを測定できる「電気配線・保全作業をする方にとって必須のツール」です。

意外かもしれませんが、温度を測定できる(素敵な)テスターが存在します。

電気配線や保全作業において温度を測定する機会は決して多くはありませんが、備わっているのであれば使い方は押さえておいてもいいかと思います。

この記事では、テスターの温度測定(℃)機能を用いてフライパンの表面温度を測定する方法を解説します。(折角なので高温になりそうなものを測定したろ精神です。)

使用するテスターは電気・電子分野向け計測機器メーカーである三和電気計器のデジタルマルチメーターCD772を使用します。

注意
この記事中においてテスターとはCD772のことを指します。テスターによっては使い方が異なる可能性がありますので予めご了承ください。
注意
そもそも温度測定(℃)機能が備わっているテスターは限られています。使用するテスターの取説にてご確認ください。

1. 温度測定(℃)の設定・確認方法

テスターで温度測定(℃)をする場合、赤と黒のテストリードは使用せずに付属の温度センサK-250CDを使用します。

06_K-250CD

温度センサをテスター本体(右下)に差し込みます。+側と-側があるので注意してください。

07_温度センサ差込

ファンクションスイッチを「℃」に合わせます。

10_モード選択_温度

液晶表示部に「℃」と表示されます。

12_表示確認_温度

テスターの設定が完了しました。

2. 注意事項

テスターで温度を測定する場合、以下を注意する必要があります。

注意
被測定温度および測定環境によっては、やけどに十分注意してください。
注意
入力端子には、DC50mV上の電圧を加えないでください。

CD772の温度測定(℃)の測定範囲は-20.0℃~300.0℃です。この範囲外の測定は行わないでください。

3. フライパンの表面温度を測定してみた

実際に温度センサを用いてフライパンの表面温度を測定してみます。(折角なので高温になるフライパンを選びました(^^♪)

テスターのファンクションスイッチが「℃」の状態で、温度センサーの先端をフライパン表面に接触させます。(予想以上に熱かったので弱火にしています。)

32_測定の様子_フライパン温度
33_測定結果_温度

液晶表示部にその時の温度が表示されます。

↑で134.9℃と表示されました。もう少し高温にしてみようと思いましたが、予想以上に熱かったので断念しました…。

4. おわりに

三和電気計器製のテスターCD772を用いてフライパンの表面温度を測定する方法を解説しました。

今回使用したテスターCD772は私が普段使用しているテスターで「自信をもってオススメできる」ものです。

配線作業をする上でテスターは必須のツールだと断言できます。私は仕事や趣味で配線作業をしますが決してプロレベルではありませんので、どのテスターを購入すべきか本当に迷いました。その中でCD772を購入した決め手は-20.0℃~300.0℃の温度が測定できることです。

私が調べた中では、温度を測定する機能があるテスターの中でCD772は比較的安価でした。

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